「将来は郵便配達夫になると決めつけていて…」 横尾忠則は“絵で身を立てよう”とは思っていなかった 「奇跡的にグラフィックデザイナーに」
最近、あまり聞かない言葉だが、今朝、新聞のお悔やみ欄を見ていて、聞いたことのない名前の画家の経歴に「独学」とあった。現代ではほとんど死語になっている言葉のように思えて、しばし、ボーッとして遠くを眺めている自分に気づきました。
この独学という言葉は、僕にはなんとなく懐かしい言葉として、どこか親しみを感じていたように思います。随分長い間、耳にしなかった言葉のように思えたからですかね。僕なんかの時代、というと古い人間のように聞こえてしまいそうですが、独学という言葉は昭和11年生まれの僕にはそう珍しい言葉ではなく、むしろ当り前の言葉として流布していたように思うのだけれど。...