森山裕幹事長を仰天させた小泉進次郎氏からの贈り物 ひ孫の出産祝いに「自分の子供が使わなくなったお古のベビー服」はアリ?

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問われている政治家の常識

 確かに出産祝いに「お古」は滅多に聞かない話である。

「もちろん、自分の親戚や親友に”もったいないから使ってね”だったらわかります。ただ、それはお祝いとは違いますよね。また、人によってはそもそも古着なんて絶対に着たくないという主義の人もいるはず。環境大臣をしていた時に学んだSDGsへのこだわりなのか、奥さんの滝川クリステルさんの意見だったのかわかりませんが…」(同)

 クリステル氏のInstagramを見ると、古着への愛着について語る投稿が出てきた。そこには、3枚のベビー服の写真と共に〈娘を出産してから、突然母が私が赤ん坊の時に着ていた洋服たちを持ってきました〉〈こうやって繋がっていくんですね〉というコメント。彼女のアイデアだったのかもしれない。

 周囲でなぜこの話が蒸し返されているかといえば、今回の更迭がまさに政治家の「常識」が問われた話だったからだ。

「江藤さんは『コメを買ったことがない』『支援者の方々がたくさんくださる』と発言して大顰蹙を買いましたが、他にも地元で取れる農作物をもらっている国会議員は多い。だから当初、石破さんもこの程度の話で辞める必要ないと続投させようとしたのです」(同)

 そもそも永田町の常識がおかしいという話だが、そんな世界でも非常識と驚かれた小泉氏の出産祝い。もらった当人はどう受け止めたのか。森山氏に取材を申し込んだが、返事はなかった。

 高止まりが続くコメ価格に対する国民の不満は沸点に達している。常識に欠ける言動ではなく、「コメ価格引き下げ」という成果を挙げて国民を驚かせてほしいものだ。

デイリー新潮編集部

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