“日本には米国車が走っていない”と憤るトランプ大統領が知らない「アメ車人気」 マスタング、キャデラック、サンダーバード…デカくて派手なオールドカーが勢ぞろい

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「日本に何度か行ったが、街で米国の車は一台も見かけなかった。日本の車は米国中を走っている。どういうことなんだ」

 アメリカのトランプ大統領はそんな不満を訴えたが、この日ばかりは違っていた。右を見ても左を見ても、アメリカ車だらけ。5月11日、カスタムカーの祭典「ムーンアイズ・ストリートカー・ナショナルズ」が開催されたのである。

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「乗っても眺めても手入れしても楽しい」

 東京・お台場に集まったアメ車の大半は、60~70年代に製造されたオールドカー。デカくて、派手で、会場の空気がガソリン臭く感じられるほど排気量の大きいものばかり。マスタング、キャデラック、サンダーバード……どれもピカピカに磨き上げられているのは、持ち主の愛車への思いの表れだ。

 62年型のシボレー「コルベット」のオーナーは愛車をなでながら「紫外線でボディが傷むのが嫌なので、普段は地下の駐車場に保管しています」と言う。「乗っても眺めても手入れしても楽しい」のだとか。

 ほかに「年取ってからオープンカーに乗りたくて購入しました」と話すオーナーも。

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