石破総理はなぜ「消費減税」に踏み切らなかったのか 参院選情勢分析で出た“意外すぎる結果”、若手時代に脳裏に刻んだ“原風景”とは

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 参院選まで約2カ月となった。石破政権は昨年10月の衆院選で手痛い敗北を喫し、衆院で与党過半数を失っている。報道各社の世論調査では内閣支持率が3割程度に甘んじており、参院でも過半数を割る可能性は否定できない。勝利を収めれば基盤強化への機運が高まる一方、壊滅的大敗ともなれば政権を失う恐れがある。第二院の選挙だが政権選択の色彩を帯びた、重いものとなっている。
【市ノ瀬雅人/政治ジャーナリスト】

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 少数与党は実に羽田内閣以来30年ぶりであり、石破政権は、いつ衆院で内閣不信任決議案が可決されるかもしれないという崖っぷちに立ち続けてきた。...

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