広島・中村奨成が“素行不良”から改心してついに開花か 「広島だから成し得た」と他球団の編成担当者が指摘する理由
広島には“遅咲き”の成功例が多い?
過去を振り返ってみても“赤ゴジラ”の異名をとった嶋重宣がブレイクしたのは、プロ入り10年目のことだった。2016年からのセ・リーグ三連覇に貢献した安部友裕は、9年目で初めて年間出場試合が100試合を超えている。彼らのような成功事例があったことも、中村を見切らなかった背景として考えられる。
5月13日には、センターのレギュラーである秋山翔吾が怪我から復帰して一軍に合流したが、それでも中村はスタメンを譲らず、ホームランを含む2安打の活躍でチームの勝利に大きく貢献した。他にもライバルとなる選手は少なくないが、このまま完全なレギュラーに定着することができるのか。今後のプレーぶりに注目だ。
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