広島・中村奨成が“素行不良”から改心してついに開花か 「広島だから成し得た」と他球団の編成担当者が指摘する理由
毎年、多くの新星が飛び出してくるプロ野球の世界。時には開幕前にそれほど大きな期待をかけられていなかった選手が、意外な活躍を見せることもある。今年のセ・リーグで、そんな選手の代表格と言えるのが広島の中村奨成だろう。【西尾典文/野球ライター】
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広陵では3年夏の甲子園で大会記録となる6本塁打を放つなど大活躍を見せ、2017年のドラフト1位で入団。地元広島出身のスター候補として球団の期待も大きかった。にもかかわらず、昨年までの7年間、一軍での通算成績は39安打、2本塁打、11打点、打率.192と寂しい数字に終わっている。...