「元気におしゃれ、きっと喜んでくれている」 77歳・柏木由紀子、最愛の夫からの忘れられない言葉
SNSでライフスタイル発信
昭和の名曲「上を向いて歩こう」で知られる歌手・坂本九さんの妻であり、女優としても活躍を続ける柏木由紀子(77)。1985年の日航ジャンボ機墜落事故で夫を亡くした後、二人の娘を育てながら歩んできた人生は、多くの人の心に寄り添ってきた。最近はSNSでライフスタイルを発信し、同世代だけでなく若い世代からも注目を集めている。近著『YUKIKO STYLE』(講談社)を出版した柏木に話を聞いた。(全2回の第2回)
***
【写真】「一瞬たりとも離れたくなかった」…夫・坂本九さんとの貴重な家族ショット。2人で婚姻届を提出する緊張ショットも
――いつまでも若々しいですが、年齢を意識されたりすることはありますか。
年齢はいってしまいましたけど……あまり年齢にはこだわっていません。自分の年齢を忘れていることも多いですね。よく、「今いくつだっけ?」ってなることもあります。
――女性だけでなく、中高年の男性にも生き生きとするアドバイスがあるとしたら、何かありますか。
女性の方が元気ですよね。男性は定年後に何していいかわからないって言う方もいますが、ぜひ趣味を持って、おしゃれにも関心を持ってほしいです。奥様と一緒に出かけるのもいいんじゃないでしょうか。
――近著『YUKIKO STYLE』では、夫の坂本九さんへの思いも語られています。
ここまで元気に過ごしてこられたのは、いつも見守ってくれている存在があるからだと思っています。若くして亡くなってしまったんですけど、その分、私に力をくれているのかなと。感謝の気持ちと、「ありがとう、見ていてくれているよね」って思っています。
――もし今、坂本さんがそばにいたら、どんな言葉をかけてくれると思いますか。
元気におしゃれして毎日を楽しく過ごしていることを、きっと喜んでくれていると思います。
[1/2ページ]