秩父の山で忽然と消えた男性 遭難へと導いたのは“誤ったサイン”だった?

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 登山者の増加に伴い、山岳遭難者は年々増えている。

「地元の“里山”でも遭難は起きる」

 そう語るのは、民間の山岳遭難捜索チームLiSS(リス)代表の中村富士美氏だ。彼女は、思いも寄らない事態に戸惑う家族から依頼を受け、メンバーと共に山へ捜索に向かう。

 ある年の春、自宅に秩父の山の地形図を残し、60代男性が行方不明になった。中村氏は家族へのプロファイリングを通して男性のたどったルートを推理し、捜索を続ける。そんな中、地元の人から気になる話を耳にし……。...

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