「中森明菜」は地上波で復活できるか？ テレビ復帰なら「ラヴィット！」が有力視される意外な理由
テレビ復帰の意欲はあるのか
「明菜さんは昨年、香取慎吾のアルバムに参加して『TATTOO』を披露したり、今年4月には稲垣吾郎がパーソナリティを務めるラジオ番組『THE TRAD』（TOKYO FM）のゲストや大分の野外フェスに出演するなど活動を活発化させています。アーティスト活動に復帰する意欲は十分あるはず。だからといって、テレビ出演を望んでいるのかどうかが読めないのです。というより、テレビ出演には否定的、テレビに復帰したいという意欲はないかもしれません」
活動を休止する前も、しゃべりはあまり得意ではないようだった。ならばなおさら、バラエティ番組よりも音楽番組のほうがいいはずだ。
「大分の野外フェスを絶賛しているファンは少なくありません。しかし、スローな曲はまだしも、テンポが早い曲になると息が続かないようにも感じました。初の野外フェスということもあったのかもしれませんが、正直言って昔の歌唱力が戻ったとは言えません。さらに近年は、NHKや民放でも彼女の昔の映像を放送し、“歌姫”と持ち上げて本格復帰を期待する番組が増えました。おかげで若い人たちの中にも、かつての彼女の歌声を知ってファンになった方がいるでしょう。そういたファンが期待する“明菜の歌声”を、今の彼女が表現できるかというと難しいと言わざるを得ません」
テレビが本格復帰のハードルを上げてしまったわけだ。
「かつての歌声を知るファンが年相応になった彼女の歌声を楽しむのではなく、新しいファンから昔の歌声を求められたら、彼女だって辛いはずです」
