銀座で1億円拾った「大貫さん」が「ジャンボ宝くじは買わない」と心に決めた“衝撃体験” 浪費癖ナシ、堅実な生活は変わらず

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月給手取り23万円で仕事を継続

「あの1億円は税引き後、手取りは6400万円。そのうち3700万円でマンションを購入し、残りの2700万円を定期預金や個人年金に回しました。でも子供の進学や結婚に使ったので、今ではほとんど残っていませんよ」

 昨年、還暦を迎え、長年勤めた運送会社を定年退職する時期になったが、

「社長から『体力が続く限り働いてくれ』といわれ、そのままトラックの運転手を続けています。今も毎朝5時に起きて食事を摂り、8時にはハンドルを握っている。月給は手取り23万円。個人年金も去年から年間127万円支給されていますから、生活には何の心配もありません」

唯一の贅沢は磯釣り

 仕事に精を出す傍ら、趣味の盆栽やスポーツで汗を流すのにも余念がない。

「夕方4時に仕事が終わると毎日テニスを楽しんでいます。公園のテニスコートですから、金もかからない。それに得意先の会社の野球チームに加わり、ピッチャーをやってるんです。昨シーズンは5勝2敗の好成績でした」

 唯一の贅沢は、月に一度、伊豆大島や八丈島に泊まり掛けで磯釣りに行くことぐらいだという。

「私は若い時に下積みで苦労し、浪費癖がつかなかった。仕事帰りにわざわざ作業着から私服に着替え、飲みに行くのも馬鹿らしい。家で焼酎のお湯割りを1杯飲んで夜9時には寝てしまいますよ」

宝くじが入った段ポールの倉庫

 さて、ジャンボ宝くじが当たったという噂は本当か。

「いや、会社の社長と3000円ずつ出し合って1万円が当たったこともありますが、予約制でなくなってからは買っていません」

 と、否定する。

「実は、仕事で宝くじを保管している倉庫に行ったことがあり、宝くじが入った段ボールが何百箱も山積みされているのを見ました。ところが、この中に1等の当たり券はたったの2枚しかないと聞いたんです。あまりにも確率が悪過ぎて当たらないと実感したから買わないんですよ」

デイリー新潮編集部

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