氷川きよしが「創価学会」布教VTRで堂々宣言 「これからも広布のために歌い続けます」 彦摩呂は「泣きながら一緒にお題目を唱えることも」 夏の参院選への影響は

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

池田先生と共に生きていこう

 そして話はいよいよクライマックス、池田名誉会長との縁に移る。氷川が池田氏に初めて声をかけられたのは2006年、本部幹部会に参加した時のことだ。

「まさか声をかけてくださるとは思わなかったんですね。そしたら“氷川君”って言われて。“よく来たね”“いつも見てるよ”“やだねったらやだね、良いね。くちずさんでいるよ。頑張るんだよ”(と言われた)」

 そして池田氏は居並ぶ幹部会員の前で、こう宣言したという。

「1000万人の学会員で応援しようじゃないか!」

 その時、氷川は決意した。

「一生どんなことがあっても池田先生と共に生きていこう」

 そもそも氷川が歌手になろうと思ったのは高校2年生の時、福岡ドームであった学会のイベント「アジア青年平和音楽祭」に参加し、池田名誉会長の前で「歓喜の歌」を合唱したことがきっかけだった。

 その縁があるため、氷川は「自分の使命は広宣流布」と断言。そして客席に向かって、こうメッセージを送った。

「これからも広布のために、広布のお役に立てるように歌い続けていきたいなと思っています。それが自分の使命だと確信しています」

 最後には客席の前で、池田氏作詞の学会歌「母」をアカペラで熱唱。思わぬ展開に会場では、感極まって涙ぐむ人もいた。

木根尚登、久本雅美

 先の関係者は言う。

「ここまで言うかとびっくりしましたね。他にも対談では、自分は“根っからの金太郎あめのような学会っ子”“一緒に祈ろうと寄り添ってくれる世界って(他に)ありますか”“全世界のメンバーの皆さんがあったかい”と語り、“池田先生が作ってくださった世界は宇宙レベル”とまで述べているのには驚きました。氷川さんが参加した集会のVTRも流れていました」

 しかし、なぜここまで氷川は踏み込んだ発言をしたのか。前出の学会ウオッチャーによれば、

「組織の要請という部分もあると思います。昨秋の総選挙で公明党は議席を32から24に大きく減らし、参院選での巻き返しに必死です。しかし、学会の組織は高齢化、弱体化が進んでいる。そんな中で、新たにカミングアウトした氷川さんのVTRが学会の集会で流れれば、組織の結束力は高まります。これによって組織を引き締め、拡大し、来たるべき選挙の原動力にしたいのです」

 氷川にとっても、プラスの側面がある。

「長良プロに所属していた時は信仰についての発言は封じられていた。宗教、とりわけ創価学会にアレルギーを持つファンもいますから当然です。しかし、今は独立し、“ありのままに”がテーマですから、誰にも遠慮なく自分を解放できるのでしょう。また、学会員の集客力も無視できない。昨夏のコンサートでは、やはり芸術部の木根尚登がゲスト出演しています。今年1月のコンサートでも、彦摩呂がステージに上がって花束を渡しています。久本雅美などの学会芸能人もコンサートに訪れ、それを自らのInstagramにアップしている。まさに創価学会芸能人が皆で、氷川を応援しているんです。一般の会員にもこの思いは通じているでしょう」

 ***

 氷川以外にも、昨年夏にはタレントの鈴木奈々も長きにわたる創価学会への信仰を明らかにしており、「カミングアウトラッシュ」ともいえる状況だ。

 人気者が信者であることがオープンになることは創価学会にとってはプラスしかないだろう。一方でシビアに見た場合、当人の人気にどう作用するかは不透明。そんな損得抜きで語らずにはいられないほどの信心を持っていることだけは間違いない。

【関連記事】では、井上真央、鈴木奈々、石原さとみ、滝沢秀明、久本雅美、山本リンダ、岸本加世子ら、他の芸能人たちの創価学会信仰について詳述している。

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。