「松本人志の後継者だという評価が定着」 “ポスト・ダウンタウン”の最有力候補とは

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 お笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功(61)が体調不良で休業してから1カ月以上が過ぎた。相方の松本人志(61)も性加害疑惑で休業しており、お笑い界は“盟主不在”。そんな中、後継に名が挙がっているのは……。

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「松本と同じように出演者から信頼されている」

 1993年から続く老舗バラエティー番組「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)は、松本が昨年1月に表舞台を去って以降、浜田がピンでMCを務めてきた。

「その浜田も先月10日に休業を発表すると、今月3日の放送回から週替わりで代役のMCが立てられるようになりました」

 とは、スポーツ紙記者。

「1週目がかまいたち、2週目が千鳥だったことを受けて、テレビ界では“やっぱりポスト・ダウンタウンは、この両コンビで間違いない”という声が上がったのです。お笑い界の今後を占う象徴的なキャスティングで、いずれの司会ぶりも若干、硬かったものの、安定感がありました」(同)

 だが、先んじて期待されていたのは千鳥の方だった。

「どぎつい岡山弁でボケる大悟(45)と、言葉巧みなツッコミを駆使するノブ(45)。千鳥は2012年に大阪から東京に進出を果たすと、二人のキャラが全国に浸透し、将来の大物候補といわれるようになりました。さらに一目置かれるようになったのは昨年2月、大悟が松本の代わりに『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)のレギュラーMCに抜てきされてから。松本と同じように出演者から信頼されている感じがあり、彼の後継者だという評価が定着したのです」 (キー局幹部)

吉本興業の思惑

 一方のかまいたちは千鳥を追いかけるように、評価を上げてきた。

「奇抜なボケが身上の山内健司(44)と、手品や料理が得意で多芸多才な濱家隆一(41)。かまいたちは17年に『キングオブコント』(TBS系)で優勝し、19年には『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で準優勝するなど実力は折り紙付きでした。ただし、東京進出が18年と遅く、全国で売れ出したのは20年ごろからです」(前出のキー局幹部)

 昨年10月以降、ようやく頭ひとつ抜けた存在になってきたという。

「TBSが局を挙げて年に1度放送する約8時間の特別番組『お笑いの日』で第1部のMCを任されたのです。これは、前年までその役を務めたダウンタウンの代わりでした。吉本興業はかまいたちを、千鳥と並ぶ自社のスターに押し上げると決めたのでしょう。今月13日にもかまいたちは、大阪・関西万博に吉本が出展したパビリオンの開館式でMCを担ったばかり。これも事実上、ダウンタウンの名代とみられ、まさに今、一段と存在感を高めています」(同)

 そして、両コンビの冠番組「千鳥かまいたちゴールデンアワー」(日本テレビ系)が4月23日に始まった。

「この新番組は土曜の深夜帯だった前番組を、水曜20時からのゴールデン帯に進出させたもの。総合演出にヒット番組『世界の果てまでイッテQ!』を手がけた“日テレのエース”こと古立善之氏が起用されています。今を時めく千鳥とかまいたちが、バチバチの“お笑い戦争”を繰り広げてくれるでしょう」(同)

週刊新潮 2025年4月24日号掲載

ワイド特集「不測の事態」より

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