「体をオジさん相手に」「動画出演させられた子も」 八代亜紀さん「超プライベート写真」付きCDを発売した男の過去を元アイドルが告白

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 天国にいる演歌の女王も怒り心頭に違いない。今般発売された故・八代亜紀さんのCDに、おまけとして、彼女の若かりし頃の「ごくごくプライベートな写真」が付けられていることが波紋を呼んでいる。発売元の「レコード会社」は彼女と契約したこともなく、さらに社長には、所属アイドルに自身の「体」をオジさん相手に売るよう、あっせんしていた過去も……。いかなる履歴の人物なのか。

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“超プライベート”な写真

 4月21日、鹿児島市のニューセンチュリーレコード(以下ニューセンチュリー社)から、八代さんのアルバム「忘れないでね」が発売された。そこに付録として入っているのが件の写真だ。故人の「衣服を身にまとわない写真」を、当人はもちろん遺族にも無断で付録にするという、この「ビジネス」が各方面から批判を浴びているのはご存知の通り。

 一昨年12月に亡くなった八代さん(享年73)の肖像権などは、遺言によって八代ミュージック&ギャラリーにあるはずだが、なぜニューセンチュリー社に写真があるのだろうか。

 話は1982年にさかのぼる。この年、八代さんは、〈同棲していたT社のNディレクター〉が立ち上げたセンチュリーレコードに電撃移籍したが、86年にN氏と別れて日本コロムビアへ移籍。ニューセンチュリー社の早川寛社長によると、経営不振に陥ったセンチュリーレコードは原盤権や八代さんの写真を担保に早川氏から1500万円を借り入れる。結局、センチュリーレコードは99年に閉鎖することになり、早川氏はその頃に担保を譲り受けたとしている。

「銀座のラウンジに連れて行かれて……」

 それにしても、手慣れた手法で写真や音源を手に入れた早川氏とは、どんな人物なのか。

 2000年11月、所属タレントが早川氏を刑事告訴するという事件が起きている。当時の報道によると、同社の4人組アイドルグループ「フォーラッシュ」のうち3人が、ビジネスとして「体」を売ることをあっせんされたとして早川氏を訴えたのだ。この際に、被害届を出した元メンバーの一人が証言する。

「レコーディング代、作詞作曲代、ヘアメイク代と100万円単位で経費の請求が来るのです。私たちはバイトをしながら懸命に返済していましたが、大半は早川の懐に入っていたはず。さすがに限界がきて辞めようとするのですが、契約書には“メンバー全員が解散を希望しなければ辞められない”とあり、早川はグループの中に必ず一人、自分の言いなりになる子を入れて反対させる。その場合、数百万円のお金を払わないと辞められない仕組みなのです。どうにもならなくなると、銀座のラウンジに連れて行かれ仲介人のオジさんを紹介される。そこで、相手をするように仕向けられるのです」

 早川氏は、こうした「体」を売ることについて、毎日のように「芸能界では当たり前」とうそぶき、事務所の壁には芸能界に入った女性がいかがわしい“営業”をするストーリーの漫画の切り抜きがこれ見よがしに貼ってあったという。

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