大荒れ「フジテレビ」で唯一の希望の星と言われる24歳「異色の男性アナ」とは? パワハラ騒動を乗り越えダンスでブレイク

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 次から次へと不祥事が出てくるフジテレビにあって、唯一の希望の星との声まで上がっているのが上垣皓太朗アナ(24)だ。4月12日放送の「新しいカギ カギダンススタジアム 日本一たのしいダンス決定戦」に花巻東高校と共に出場し、Xのトレンド入りを果たした。昨年末はオリコンの「好きな男性アナウンサーランキング」でルーキーながら4位にランクイン。入社2年目になってもその勢いは衰えていない。

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「カギダンススタジアム」は高校のダンス部とタレントがチームを組んで競うダンスコンテストで、昨年夏の「FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!」で第1弾が放送された。今回はその第2弾だ。民放プロデューサーは言う。

「上垣アナが組んだのはメジャーリーガー・大谷翔平選手の母校・花巻東高校のダンス部で、昨年は最下位でした。リベンジを狙う花巻東の生徒たちが練習しているところに現れたのが、ベテランアナウンサーのような風貌の上垣アナでした」

 上垣アナのウリは、24歳には見えない彼の独特な風貌だ。それは早くも入社1週間後に発揮された。昨年4月に放送された「FNS明石家さんまの推しアナGP」は、フジとFNS系列のアナウンサー40人の中から新たなスターアナを探すという番組だった。そのスタジオに研修の一環で見学に来ていたのが上垣アナを含む入社したての4人の新人アナ。彼にとってはこの日がテレビデビューとなった。

「最初に平成ノブシコブシの吉村崇さんが『違うでしょ、1人!』と気づき、ハリセンボンの近藤春菜さんも『新人? 右の子はベテランですよね!』と同調したのが上垣アナでした。さんまさんも『入社15年目?』とイジりはじめ、風貌に違わぬ貫禄ある落ち着いた受け答えも『局長みたい』と大ウケ。結局“推しアナグランプリ”を受賞したのです」

 まだ研修期間で、何の仕事もしていないにもかかわらずだ。

炎上騒動も味方に

「7月から土曜朝の情報番組『めざましどようび』のお天気キャスターを担当するのですが、CM中に先輩アナが『27時間テレビ』のTシャツを着た上垣アナを『似合わないね~』などとイジっている動画が番組の公式YouTubeにアップされました。数カ月後、そのやり取りが『イジメではないか?』と炎上し、フジに批判が殺到。11月の定例会見で港浩一社長(当時)が釈明する騒ぎになりましたが、むしろ先輩アナへの軽妙な返しの上手さが認められ、彼の名前が知れ渡ることになりました」

 まだ1年目にもかかわらずアナウンス力もあり、日曜の早朝ながらビジネス番組「キャラビズジャーナル」のMCに抜擢、バラエティ番組の進行も担当するなど活躍は目覚ましい。そして前述の通り、昨年の「好きな男性アナランキング」では、新人としては史上初となる4位ランクインを果たしたのだ。ちなみに、1位はフリーの羽鳥慎一アナ(54)、2位は“B'zのモノマネ”で名を上げたTBSの南波雅俊アナ(36)、3位がフリーの藤井貴彦アナ(53)だった。フジでは上垣アナがトップである。

「昨年末からはフジの一連の騒動もあって、上垣アナも特に目立った仕事はありませんでした」

 今年に入ってフジの局アナは、テレビに出演すれば反省の弁ばかりの印象が強い。さらに、3月末には椿原慶子アナ(39)、永島優美アナ(33)、西岡孝洋アナ(49)が一斉に退社。6月末には岸本理沙アナ(25)も退社することが発表されている。

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