「CA内定3社」の真面目女子 「合コン三昧」だった生活がコロナで一転、手取りが「16万円」に
「やりがいのある仕事」
――何が楽しかったんですか。
やりたかった仕事というのもあるし、すごくやりがいのある仕事でした。うちの会社は定時運航をすごく大事にしていて、3秒でもドアを閉めるのが遅れたら、何がダメだったんだろう? と本気で話し合うくらいでした。全員が協力して定刻通りに飛ばせた時は「やった!」という感じで、達成感がありましたね。
――嫌な思いをしたことはありましたか。
いわゆるクレーマーのようなお客様はたまにいましたけど、仕方ないなという感じでしたね。
――ナンパとかはありましたか。
ああ、名刺をもらうとか……私は全然なかったです。もらう子はめちゃくちゃもらうけど、私は全然でした(笑)。
――飲み会とかはありましたか。
合コンはめっちゃしました(笑)。女性ばっかりの職場なので、先輩・後輩の仲がすごく良くて、先輩に誘ってもらって、行っていましたね。
――かなりモテるんじゃないですか。
CAはそういうイメージがありますよね。でも、ちゃんとヒエラルキーというか、後輩は盛り上げ役で、たくさん飲むみたいな暗黙のルールもありました(笑)。
――合コン相手はどんな職業の方が多かったですか。
先輩の友達や、先輩がマッチングアプリでマッチした人とか、いろんな人がいましたね。
――楽しい日々だったようですが、すぐにコロナ禍となりました。どういう状況になるんですか。
コロナの時はどの航空会社も運休が多くなって、私の会社も月のフライトが2、3本しかなくなって、それ以外は全部暇になりました。
――その間は何をしていましたか。
同期とZoom飲み会をずっとやっていましたね(笑)。会うのはダメだったので、LINE電話やZoomでつないで、ダラダラ話しながら飲むっていうのをずっとやっていました。夜にやることが多くて、外に行くことはほとんどなかったです。
――仕事が激減すると、給料にも影響がありましたか。
かなり影響ありましたね。基本給と乗務手当があるんですが、通常は40時間以上飛ぶと乗務手当がつくんです。でも、コロナ禍では月に2、3本しか飛ばなくて、フライト時間は計8時間くらいで基本給しかもらえませんでした。
――最初の手取りの給料はどれくらいだったんですか?
専門卒なので、最初は22万円くらいでした。でも、コロナで月16万円くらいになりました。
――それで東京で一人暮らしだとかなりきついですよね。家賃補助もなしでしたか。
はい。だから結構しんどかったですね。
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