「石破さんは日米交渉で“誰と話していいか分からない”と…」玉木雄一郎氏が明かす 一方、トランプ関税で「はしゃいでいる自民幹部」の名前とは
石破首相は「周囲にボヤきまくっている」
自民党関係者が明かす。
「石破氏は2月のトランプ氏との会談を通じて、良好な日米関係が築けたと考えていました。そのため、相互関税については日本だけは除外されると信じ切っていた。だからでしょう、“なんでこんな厳しい数字になったんだ”などと周囲にボヤきまくっています」
無論、嘆きたいのは国民の方である。トランプ氏が3日に表明した関税措置のうち、すべての国や地域を対象にした一律10%の関税についてはすでに5日に発動済みだ。
経済部デスクが言う。
「週明け7日、証券会社には朝から売り注文が殺到して、パニック状態となりました。東京株式市場は全面安の展開で、日経平均株価は前週末より2600円超下落して、終値は3万1136円58銭に。終値としてはブラックマンデー(1987年)の翌日の3836円に次いで、過去3番目に大きい下落幅となりました」
一番はしゃいでいる人物は……
こうした状況を受けて、自民党内からも批判の声が上がっている。高市早苗前経済安全保障担当相が3日、「陣頭指揮を執っているのが誰か、見えてこないのは残念な点だ」と述べたほか、小林鷹之元経済安全保障担当相も4日、「自動車関連税制の減税を考える余地は十分ある」と語ったのだ。
しかし、一番はしゃいでいるのは、
「茂木敏充前幹事長です。周囲に“トランプとディールできるのはオレしかいない”と吹聴しています。5日には自身のYouTubeチャンネルで“タフネゴシエーター茂木敏充がトランプ大統領にも認められた最強の交渉術とは?”という動画をアップ。経産相時代のTPP交渉と日米交渉の舞台裏を明かして、自身のアピールに余念がありません」(政治部デスク)
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