なぜ「使えない東大生」が職場で生まれるのか 上位0.3%の成績優秀者より “明大の飲食経験者”が求められる現実
4月11日、今年も日本武道館で東京大学の入学式が執り行われる。東京大学の入学者数は昨年3072名。総務省統計局の発表によれば、2024年の新成人は106万人とあり、仮にこれを一学年の総数とすると、単純計算で東大生は「345人に1人」、人口の上位およそ0.3%の成績優秀者ということになる。ただ、その一方でしばしば指摘されるのが「東大生は仕事では使えない」という“定説”である。自身も東大出身のライター・池田渓氏が、人事コンサルタントに取材して知ることとなった“耳の痛い話”とは――。...