「客の最高齢は70歳」「既婚者の割合は…」“ジョフウ”のリアルをNo.1セラピストが明かす

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「プロフェッショナルほど仕事中には勃たない」

 もちろん、NG一切なしと言っても“本番”はご法度で、セラピストは基本的にパンツをはいた状態でサービスを提供するという。

「中には本番を求めるお客様もいらっしゃいますが、そこは絶対のルールですのでお断りしています。ただ、“触りたい”とか“舐めたい”というご要望は可能な限りお受けしています。僕たちの役割は女性に奉仕することで、主役は女性。最大限、女性に気持ち良くなってもらおうとすると、女性の表情や体のわずかな変化まで観察する必要があります。だから勃起はしません。相手の女性のことを思えば思うほど、僕は勃たなくなるんです」(同)

 そうした傾向は、プロ意識の高いセラピストほど強くなるそうだ。

「男性のメカニズムを考えれば、プロフェッショナルに徹し仕事への意識が高ければ高いほど、そうなると思うんです。なぜなら勃起するにはリラックスして副交感神経が優位になる必要があるからです。僕は勃たないくらい緊張感を持って仕事に取り組んでいるという自負があります」(同)

来店の動機は「夫の浮気」

「ウチはずっとレスだから、“秘密基地”でも行っちゃおうかなって思ってるんだよね(笑)」

 最近はママ同士のやり取りで、こんな会話が飛び出すこともあるそうだ。それほど“ジョフウ”の認知が広まっている証拠だが、切実な事情で利用する人も少なくないという。

「お客様の年齢層は20代から40代、50代まで幅広いです。3割ぐらいは既婚者の方で、そのうち半分ぐらいはお子さんもいらっしゃいます」(ホマレ氏)

 ただ、基本的にセラピストから家庭の事情に踏み込むことはないため、実際は言っていないだけで本当は既婚者、というパターンもあり得そうだ。

「お店を利用する時間は、日頃の仕事や、場合によっては家事や育児、夫婦関係のストレスなどから解放されたいと、そう考えている女性が多いんです。だから、余計な負担をかけないよう、自分から話をされる前に、こちらから深掘りすることはしないようにしています」

 ホマレさんが過去に接客した中で最高齢のお客さんは、70歳。来店の動機は夫の不貞だった。

「その方は結婚して40年ぐらい経って、お子さんも、もう30代とか40代。旦那さんの浮気がきっかけでレスになり、“使ってみよう”と思い立ったとお話しされていました」(同)

 その女性はここ1年ほど、月1回のペースでリピートを続けてくれているそうだ。

「お会いする度に“日常のモチベーションになっている”など、嬉しいお言葉を頂いています。僕自身もそうした女性から頂く言葉がセラピストとしての原動力になっています」(同)

 ドラマをきっかけに、“未知の世界”に足を踏み入れる女性も増えるのだろうか――。

デイリー新潮編集部

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