パワハラに初謝罪「斎藤知事」を追い詰める新たな一手 「元県民局長の私文書抜き取り」首謀者が判明する可能性も

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「真摯に受け止める」

「兵庫維新の会を除名された岸口実県議やNHK党(NHKから国民を守る党)の立花孝志氏が持っていたデータの一部は、元県民局長の公用パソコンから抜き取られたものであることは間違いないでしょう。となると、公用パソコンにアクセスできる人物は限られているんです。それはサーバーの履歴とパソコン本体の履歴を見たら分かるはずです」

 井ノ本前総務部長が抜き取ったと?

「本人ではないかもしれませんが、誰に命じられてアクセスしたのかは職員が警察なりに呼ばれて問われれば分かるはずです。そうなれば井ノ本前総務部長にも当然繋がり、もし逮捕ということになれば、片山安孝・元副知事や斎藤知事にも繋がるかもしれません」

 正攻法で無理なら外堀から攻めるということか。ちなみに、今回の斎藤知事の会見では、最後に質問に立った記者からこんな言葉が浴びせられた。

記者:(知事は)「真摯に受け止める」と仰っているんですけど、パワハラがあったと断定され「あなたのやっていることは違法ですよ」と裁判官経験者から指摘されても、「真摯に受け止める」で済んでいるのであれば、昨年3月に実施した元県民局長への懲戒処分も「あなたこういうことしちゃダメよ」と言って、県民局長が「真摯に受け止める」と言うといたらよかったんちゃいますのん? あなたは自分の身を処すと言いながら、他人を罰した刃はなぜあなたに向かわないんですか?

――絶句する斎藤知事。

記者:言うてること分かりますか? “ダブスタ”や言うとるんです。なぜそのダブルスタンダードが、あなたの場合、まかり通ると思ってるんですか?

知事:あの、第三者委員会の報告書については、真摯に受け止めていきたいと思います。

 正攻法では覚束ない。

デイリー新潮編集部

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