人気の「高田純次」「有吉弘行」に「サンドウィッチマン」が殴り込み…乱立する「散歩番組」の勝者と敗者は

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「かのサンド」よりも心配なのは…

「テレビ局側からすればロケとは言っても徒歩圏内ですから低予算で収まりますし、視聴率の計算もできる。非常に費用対効果のいい企画という評価です。わかりやすいのはNHKかもしれません。4月から『ブラタモリ』が復活しますが、現在、この枠では『新プロジェクトX』が放送されています。昨年4月に鳴り物入りで復活したばかりの番組ですが、ネタが続かないのか毎週放送されてはいません。お金と手間がかかる割には評判も前シリーズほどでもないので、人気のある『ブラタモリ』を選んだ可能性があります」

 そんな中、フジの新番組「かのサンド」は激戦区である土曜の午前に殴り込みをかけることになる。

「フジの公式サイトを見ると、番組コンセプトは《サンドウィッチマンの終の棲家を見つけること》だそうです。これだけ散歩番組が氾濫していますから、後発番組はゲーム性を入れたり、移動手段や散歩の目的などで差別化を図ったりするしかありませんからね」

 なんだかぼんやりとしたコンセプトのような……。

「出だしはそんなものでしょう。こればかりは始まってみないと何とも……」

 サンドの相手が狩野で大丈夫なのだろうか。

「同じ宮城県出身の後輩で、これまで何度も一緒に仕事をしてきた仲です。サンドウィッチマンの2人だけだと他のレギュラー番組と企画が重なりがちになるので狩野を加えたのかもしれません。それよりも心配なのは、同じフジで日曜の午後に放送されている『なりゆき街道旅』です」

 デイリー新潮は昨年11月26日に配信した「ハライチ『澤部』の抜けた穴は大きかった…『なりゆき街道旅』迷走で問われる『ハナコ』のMC力」で、初代MCであるハライチの澤部佑からハナコの3人、岡部大、秋山寛貴、菊田竜大が引き継いだものの、メインは岡部だけになってしまった迷走ぶりを報じた。

「ハナコの実力不足で誰の番組なのかもわからず、旧街道を巡る“街道旅”というコンセプトも今では曖昧に……。何を楽しんでいいのか今ひとつつかめなくなっています。『かのサンド』が上手くいったら、『街道旅』のショボさが悪目立ちする可能性もあります」

デイリー新潮編集部

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