フジ「スポンサー離れ」でヒット作ぞろいの“映画事業”はどうなる…「ドル箱」映画の続編は無事に製作できるのか

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「踊る」最新作はどうなる?

「柳葉さん主演の2部作は、『踊る』シリーズのファンの間ではスピンオフ的な位置付けです。あれほど続編のオファーにクビをタテに振らなかったという織田さんがようやくオファーを受けての新作。待ちかねていたファンは多く、公開されたら『室井慎次』の2部作を合わせた興収を超えることは確実なのではないでしょうか」(映画ライター)

 しかし、収益の根幹であるフジのCMスポンサーがどこまで戻るのか分からないこの苦境の中で、「N.E.W.」の公開どころか、製作自体に暗雲が漂い始めているというのだ。

「フジ本体制作のドラマ自体が制作できるかどうにか微妙な状況だけに、おそらく現時点では白紙の状態と言ってもいいのではないでしょうか。主演の織田さんに続き、今後、ストーリーや共演者を固めようとしていた矢先のこの騒動です。製作費を捻出できるのかどうか不安視されているのが現状です」(同前)

 織田は9月に東京で開催されTBSで独占中継される「世界陸上」のスペシャルアンバサダーに就任。2大会ぶりに「世界陸上」に関わることになったが、昨年末からPR活動を展開している。

「織田さんは『世界陸上』に集中したいので、ほかの仕事を断って、国内外での選手への取材などに全力投球する腹づもりのようです。なので、『N.E.W.』の撮影は、早くても『世界陸上』終了後に組んでいたようです。とはいえ、その時期まで、フジのCMスポンサーが回復して、映画製作に金を割ける余裕があればの話でしょうが」(TBS関係者)

デイリー新潮編集部

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