第2の「スーパーアキダイ」!? 「旅行ネタ」で引っ張りだこ 「情報番組」に現れたシン・スターコメンテーターとは?

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 情報番組から“スター・コメンテーター”が誕生することがある。コロナ禍には“女王”の異名を取った岡田晴恵・白鴎大学教育学部教授、野菜の高騰ともなればスーパー「アキダイ」の秋葉弘道社長などが挙げられる。最近、引っ張りだこなのが航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏(46)だ。

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 クマやパンダを想起させるぽっちゃり体型で、ちょっと舌足らずな口調、旅行の素晴らしさを楽しそうに話すのが鳥海氏だ。時には航空業界の経営事情や外国人のインバウンドにも話は広がる。一体、どんな経歴なのだろう。民放プロデューサーは言う。

「航空業界で働いた経験があるのかと思われがちですが、彼が大学卒業後に就職したのは食品会社だったそうです。子供の頃に乗った航空機に魅了され、会社を辞めて城西国際大学観光学部の助手となり航空会社の各種サービスなどを研究。現在は帝京大学理工学部航空宇宙工学科の非常勤講師を務めています。城西国際大学の助手の頃から新聞などで航空業界に詳しい人としてコメントするようになりました」

 それが今や引っ張りだこという。今年に入ってからの出演を見てみよう。

●1月9日「DayDay.」(日本テレビ)※録画出演
●1月10日「めざましテレビ」(フジテレビ)※録画出演
●1月10日「ひるおび!」(TBS)
●1月14日「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日)
●1月15日「めざまし8」(フジ)
●1月15日「ひるおび!」
●1月17日「ひるおび!」

 確かに出演は多いが1コーナーだ。それほど出っぱなしとは思えないが。

情報量が豊富

「あくまでも東京キー局でこれだけ出ていたということです。1月11日は福岡の『サンデーウォッチ』(RKB毎日放送)、15日は東京で『めざまし8』と『ひるおび!』をこなした後、静岡で『news every.しずかお』(静岡第一テレビ)にも生出演しています。少し前までは『羽鳥慎一モーニングショー』(テレ朝)にも出演していましたが、最近はウラ番組の『めざまし8』に引っ張られたようですね。他にも、番組の出演はなくてもパネルに写真付きのコメントを出していたりするので、引っ張りだこと言っていいでしょう」

 正月休みの前なら各地の旅行情報を紹介するのはわかるが、年が明けてからも需要があるのはなぜだろう。

「人気の秘密はまず、語り口の良さや風貌から悪い印象を持たれにくいこと。そして何より情報量が豊富で、説明や解説がわかりやすいことでしょうね。今年で言えば、1月7日にニューヨーク・タイムズが『2025年に行くべき52カ所』を発表し、その中に富山と大阪が入っていたことから、両地域の魅力を語ることが多かったように思います。これに加えて、28日から始まる中国の春節に合わせて、中国人に人気のスポットなどを解説することが多いようです」

 確かに情報量は豊富なようだが、そうした情報の発表先はテレビのみではないという。

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