楽天はなぜ功労者の「田中将大」に“花道”を用意できなかったのか
“ドラフトの目玉”宗山を獲得「スター候補が欲しかった」
あまりにも対照的な“入れ替え”劇だ。東北楽天ゴールデンイーグルスでは11月に球団史上きっての功労者である田中将大投手が、減額制限(年俸1億円超えは40%)を超える大幅な減俸を提示され、自ら自由契約での退団を表明。一方で12月7日には、ドラフト会議で5球団競合の末に獲得した大物ルーキー、明大・宗山塁内野手が新入団選手発表に臨み、真新しい背番号「1」のユニホーム姿を披露した。
田中の退団は球界に衝撃を与えたが、宗山の指名も当初、球団内で物議を醸していた。...