【南くんが恋人!?】高橋由美子と武田真治が懐かしい…「VFX全盛の時代に、映像がショボすぎる」

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ベテラン勢が心配

《実は高橋由美子さんにあまり会っていないんです(笑)。当時、たくさんの視聴者が会いたかった高橋由美子さん演じる“ちよみ”に、僕も同じように会いたかったのを覚えています》

 また、武田は「南くんが恋人!?」の会見ではこう語っていた。

武田:当時は15センチの人形はご用意いただけなく、ちょうど15センチの“チョコバー”で見立てて撮影していました(笑)。もちろんLEDもなかったので、超アナログでした。

「文字通りアナログな撮影だったわけですが、それでもお茶の間のテレビはブラウン管でしたから、見る側も十分、感情移入ができました。あれから30年が経ち、デジタル化と技術革により、今や架空の映像を実際の映像と合成するVFXの全盛です」

 米国アカデミー賞では映画「ゴジラ−1・0」が視覚効果賞を受賞し、テレビドラマでも日曜劇場「VIVANT」(TBS)や大河「どうする家康」(NHK)で鮮やかな映像を家庭で見られる時代となった。

「それらに比べると『南くんが恋人!?』の映像は、正直言ってショボいと言わざるを得ません。小さくなった南くんを演じる八木に罪はないものの、体型がスマートなだけに小さくするとなんだか昆虫みたいで……。猫に追いかけられたり、掃除機に吸い込まれそうになったりと、お約束のシーンもなんだかはめ込み感が出すぎて見えてしまう。やはり小さくなるのは女性のほうがいいのかもしれません。せっかく男性が小さくなったのだから、ちよみの胸ポケットに入るシーンのように、もう少しドキドキさせてくれないと」

 ちよみ役を演じる飯沼はどうか。

「彼女は21年の『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日』で9000人の中から1位に選ばれたことで業界人には知られています。ドラマ『VIVANT』では錚々たるキャストの中でスゴ腕のハッカー役を演じましたが、それほど話題にはなりませんでした。彼女も八木も演技力で言えば、失礼ながら疑問符がつくレベルです」

 脇を固める豪華キャストがもったいないという。

「むしろ、うるさ型のベテラン勢が怒り出しかねないと、他局ながら心配しています。視聴率は早くも3%台に入り、ひょっとするとゴールデン・プライム帯の連ドラでは史上最低の記録が生まれるかもしれません」

デイリー新潮編集部

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