トランプ氏を支持する若者の「不安と怒り」…大学離れが進み、勝ち組女性に恨みを抱く者も
支持率は拮抗しているが
11月の米大統領選挙はますます波乱含みとなってきた。
民主党のジョー・バイデン大統領が6月27日のテレビ討論会で精彩を欠き、高齢不安に拍車がかかったからだ。一方、共和党のドナルド・トランプ前大統領も有罪判決を受けており、いずれの候補も嫌われる「ダブルヘイター」の選挙戦の様相を呈している。
足元の両候補の支持率は拮抗しているが、筆者は「現下の米国社会の状況にかんがみれば、トランプ氏が当選する可能性が高い」と考えている。
好調だった経済が急減速するリスクが生じていることが主な要因だ。...