「東京15区補選」個性派ぞろい「4人の女性候補」“白熱”演説シーン…「イスラム思想研究者」に「がんサバイバーの元区議」、「上智大卒のリケジョ」、「3児の母の看護師」も

国内 政治

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2代続けて「起訴」

 告示前、最後の週末となった4月14日(日)。晴天に恵まれた東京・江東区では、月末に迫った「東京15区」補選に向け、各党トップが現地入りして“街頭演説”合戦が繰り広げられていた――。

 小池百合子都知事との急接近で注目を集めたる乙武洋匡氏(48)や、元人気格闘家で参院議員からの“鞍替え出馬”となる須藤元気氏(46)など、話題に事欠かない9人が立候補を表明し、同区は大混戦の様相を呈している。

 東京15区は目下、自民党の現職が2代続けて東京地検特捜部に起訴される異常事態。当の自民党はいまも「政治とカネ」問題で大揺れに揺れている。そうした状況下にあって、存在感を増しているのが「4人の女性候補」だ。告示直前の14日、それぞれの表情を伝えていこう。

 日本保守党の飯山陽(あかり=48=)氏は、青い法被を羽織った百田尚樹代表と共に選挙区を回った。緊迫する中東情勢についても触れるなど、イスラム思想研究者としての一面もアピールし、聴衆からの声援に笑顔で応えていた。

 立憲民主党の酒井菜摘氏(37)は看護師・助産師のキャリアを持ち、子宮頸がんを乗り越えて1児の母となった。元江東区議ということでスピーチも堂に入ったもの。泉健太党代表と共に聴衆に手を振っていた。

 続いて、日本維新の会の新人・金澤結衣氏(33)。この日は、吉村洋文・大阪府知事が半日近くつきっきりで辻立ちに同行していた。上智大学物質生命理工学科卒の彼女、“リケジョ”旋風を巻き起こせるか。

 そして、参政党・吉川里奈氏(36)。3児の母でもある新顔は、鮮やかなオレンジ色のパーカー姿で登場し、神谷宗幣代表と並んで声を張り上げた。

 果たして、岸田政権の行く末まで左右しかねない大混戦を制するのは誰か――。

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