Number_i 海外での本当の評判…YouTube動画の検索主要国、台湾では“主役”交代も

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「ぶちかまします!」

「3月にはTOBE所属の三宅健、北山宏光、Number_i、IMP.、大東立樹、wink firstが出演した同社初のコンサート『to HEROes ~TOBE 1st Super Live~』が4日間にわたって東京ドームで開催され計22万人を動員しました。また、4月1日放送のTBS系『CDTVライブ!ライブ!』でも、ステージにMVの撮影に使ったカートを登場させるなど破格の扱いでした。このように国内の人気は盤石なので、その勢いで海外進出を目指したいところでしょうが、かつてジャニーズ系のアイドルが不動の人気を集めていた台湾では、主役が交代し現地レコード店『五大唱片』の日韓チャートベスト20を見てもK-POP系アイドル一色です。滝沢社長がメンバーとして活躍したタッキー&翼は、2002年に台北公演を実現させているだけに隔世の感がありますね」(同)。

 強烈なヒップホップで世界的に活躍している振付師のRIEHATAを起用したダンスナンバーの「GOAT」が海外市場を意識しているのは間違いないが、世界進出の海図はなかなか見えてこないのが実情だ。

 興行に詳しい音楽番組プロデューサーはこう話す。

「BTSやSEVENTEEN、ENHYPEN、LE SSERAFIM、NewJeansを擁するHYBE LABELSのYouTubeチャンネル登録者数は何と7440万人です。こうした強力なグローバルプラットフォームに新人のTWS、BOYNEXTDOOR、ILLITを乗せていくことでHYBEは勢力拡大の一途です。これに比べると日本の芸能事務所のプラットフォームはあまりに貧弱です。そこを突破するため、例えばEXILEを擁する芸能事務所LDHは6億人の音楽市場を持つ東南アジアをターゲットに定め、所属するボーイズグループの BALLISTIK BOYZとPSYCHIC FEVERを22年8月から半年間タイに送り込み現地の言葉や文化を学ばせました。それが奏功して今ではタイの音楽チャートの上位に食い込むほどの人気です。同じようにジャニーズ事務所時代、メンバーをアメリカに送りTravis Japanとして世界デビューに導いたのは滝沢社長です。世界を目指すNumber_iについても秘策を練っている可能性があります。米国で人気を誇るヒップホップアーティストとYouTube動画でコラボし世界に存在を知らしめる、といった手法もありますからね」

 今月14日に世界最大級の野外音楽フェスのステージに立つNumber_i。「ぶちかまします!」とコメントを出しているが、世界がどのような反応を見せるか注目される。

デイリー新潮編集部

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