「GReeeeN」改名の知られざる舞台裏 「リーダーと事務所社長を務める兄の折り合いが悪くなった」

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弁護士を挟んでの交渉に

 一時はレコード会社が両者の仲を取り持とうとしたがまとまらず、途中から弁護士を挟んでの交渉になってしまったという。

「最後はHIDEさんが意固地になり、結果としてグループはGReeeeNの名称を使用できなくなってしまったのだとか」(同)

 JINおよび事務所の返答は以下の通りだった。

「詳しい話は、多くの関係者や取引先があることなので、お答えを差し控えさせていただきます」

 独立後のメンバーたちがGReeeeNの名称を使用することを禁じたかどうかについては、

「双方とも納得して円満に退所しております。弊社がグループ名の使用を禁止したことはございません」

 芸能関係の法務に詳しい河西邦剛弁護士によれば、

「一般的には多くの場合、事務所側がグループ名などのさまざまな知的財産法上の権利を持つ契約になっています。これをメンバーたちとの間で、争うことになるわけです」

 そう考えるとやはり、事務所が契約内容を盾にグループ名の使用を禁じた可能性は否定できまい。

二人の父親は「驚いています」

 若き日のHIDEとJINは共同作業者としてグループを成功に導いてきた。GReeeeNのサクセスストーリーを題材にした17年公開の劇映画「キセキ-あの日のソビト-」でも、二人の兄弟愛が存分に描かれていたのだが……。

 兄弟の父親にこのたびの経緯を電話で尋ねると、

「何も聞いておりません。改名を報道で知って、驚いています」

 置いてきぼりを食らっているファンたちにも、納得のいく説明が求められているといえるだろう。

週刊新潮 2024年4月4日号掲載

ワイド特集「三寒四温」より

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