肖像画問題も勃発…大悟がMCで、松本人志の名前も消えた「酒のツマミになる話」の今後

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 2月9日の午後9時58分からフジテレビ系列で「酒のツマミになる話」が放送された。ご存知の通り、1週間前の2月2日までは「人志松本の酒のツマミになる話」というタイトルでオンエアされていた、紛う方なき松本人志の冠番組だった。

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 だが、松本の性加害疑惑が浮上し、1月9日に無期限の活動休止を発表。そのためお笑いコンビ・千鳥の大悟が松本の代役としてMCに起用され、番組タイトルから「人志松本」が消えた。民放キー局でバラエティ番組を制作するスタッフが言う。

「番組の冒頭で説明されましたが、松本さんの活動休止が発表された翌日、つまり1月10日が収録日だったそうです。大悟さんが代役のオファーを受けたのは収録前日とのことですから、さぞかし緊張されたのではないでしょうか。とはいえ、スタッフにとっては当然の人選だったはずです。千鳥の二人はすでに冠番組を持っており、大悟さんはメインMCを担えるだけの人気と実力があります。『酒のツマミ』でも準レギュラー格ですから、番組を熟知しています。スタッフも共演者も大悟さんの代役に違和感はなかったでしょう」

 ところが、意外なところに視聴者は違和感を覚えた──ネタの投稿もあったのだろうが、XなどのSNSでは“肖像画問題”の議論が勃発したのだ。

「スタジオではセットの真ん中に松本さんの肖像画が飾られていたのですが、それが大悟さんの画に差し替えられたのです。SNS上では『松本さんに冷たすぎる』という投稿が相次ぎました。とはいえ、松本さんの画を外すのは仕方なかったでしょう。意外だったのは2月9日放送の回に大悟さんの画が間に合ってしまったことです」(同・スタッフ)

大きい松本不在の“穴”

 スタッフの仕事としては「あっぱれ」だというが、あまりの手際の良さが驚きの声を引きおこしてしまったようだ。

「よく1日で間に合わせたと感心しましたし、演出上の観点から考えても、いつかは大悟さんの画に差し替えることは必要でした。とはいえ、画の完成がもう少し遅くなり、大悟さんの代役MCが定着してから差し替えることになったのなら、ネット上の『松本さんに冷たすぎる』という批判は少なくなったかもしれません」(同・スタッフ)

 話を大悟のMCに戻せば、SNSなどで彼の司会進行に違和感を指摘する声が少なかったのは事実だ。とはいえ、松本不在という“穴”を埋めるのが大変なことも浮き彫りになったという。

「9日に放送された1本目は、大悟さんは気合いが入りすぎていた印象でした。トークを回そうという意識が強すぎ、持ち味であるボケとツッコミの応酬が鈍いものになっていたと思います。もっとも16日の2本目は、フットボールアワーの後藤輝基さんと、オズワルドの伊藤俊介さんのバックアップもあり、松本さんのMCと遜色なかったと思います」(同・スタッフ)

 大悟の健闘は明らかでも、視聴者の感想は根本的なレベルで割れた。一つは「松本不在でOK」という層であり、もう一つは「松本の冠番組に松本がいないのは寂しい」という層だ。

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