伊藤英明は次に告発されたら「アウト」? 「海猿」騒動で炎上…渋いアラフィフ俳優として「浮上」できるのか

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「セクシー田中さん」の脚本家である芦原妃名子先生が亡くなったことで、作品が実写化された漫画家たちからのさまざまな意見が飛び交っている。中でも先日注目を集めたのは、「海猿」の原作者である佐藤秀峰先生のnoteに「死ぬほど嫌でした」とのタイトルで書かれた、フジテレビによる「海猿」実写化でのトラブルだ。

「詳しい話は聞かされず、ある日映画化が決まって」いたこと、「契約書には都度都度、漫画家に報告し許諾を取ることが書かれて」いたにもかかわらず守られなかったこと、「漫画家は蚊帳の外。テレビ局と出版社の間で話し合いが行われ、事が進んでいきます」といった内情を明かした。加えて、原作者を名乗る人物が何人も現れたり、取材や関連本の出版が事前許可なしに続くなど、「心が壊れてしまう」ほどに追い詰められた経緯がつづられている。

 さらにテレビ局への不信感を上塗りするエピソードとして、主演俳優にあいさつした時に冷たくあしらわれたことも明らかに。撮影前のせいかピリピリした様子で、プロデューサーから紹介されても「『原作者? しゃべんなきゃダメ!?』と吐き捨て」たという。名指しはしていないものの、「海猿」の主演といえば伊藤英明さん。映画3作目以降は実写版ファンによる署名活動で製作されたというほどの人気ぶりだっただけに、ストップをかけた佐藤先生は批判を受けていたという。佐藤先生からすれば、彼らへの意趣返しのような思いもあったのかもしれない。

 思わぬところから火の粉が飛んできた伊藤さんは、直後にインスタグラムで反応。「記事を読みました。『海猿』は僕にとって一生の財産です」と始め、佐藤先生のサインとメッセージ入りの原画の写真とともに「約20年前、現場に出向いて下さり佐藤先生に頂いた原画を今も大切にしています」と投稿した。

「あの時、本当は嫌だった」という告発に対し、どう向き合うべきなのか。松本人志さんの性加害疑惑を皮切りに、さまざまな有名人が過去の所業を告発されるケースが増えている。芸能界でいえば、若林志穂さんによる「『共演者であるミュージシャンN』からの薬物を使った監禁と性暴力」、プラス・マイナス岩橋良昌さんによる「制作会社社長からのパワハラ」の告発は、ネットニュースにもなり耳目を集めた。人気YouTuberヒカキンさんも、元交際相手が「週刊文春」で怒りを訴え、新婚早々にダメージを食らっている。

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