伊東純也「性加害で刑事告訴」で本人も認めている「ホテルでの行為」 争点は「同意の有無」に

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X氏、伊東はともに取材に答えず

 さる法曹関係者が言う。

「伊東には妻がいるはずですが、Aさんと性的交渉を持ったこと自体は認めている。ただし“性的同意の有無”については争う姿勢のようです。一方、専属トレーナーは性的交渉自体を否定する方針です。問題なのが、伊東らの代理人弁護士がこれまでに2回替わっていること。これでは弁護方針も定まらないのでは」

 実際、1月28日まで伊東の代理人だった弁護士は、

「私は伊東氏やX氏と打ち合わせを重ねてきましたが、弁護方針が折り合わなかったため、代理人を辞任しました」

 また「D-Sports」社を退社後も伊東のマネジメント担当として振る舞うX氏の携帯も鳴らしたが、こちらの取材意図を告げようとした途端に電話を切り、以降、電話には出なかった。

 むろん伊東本人にも個人LINEに取材を試みたが、返答はなかった。

 刑事告訴後も伊東の代理人を務めていた弁護士も、取材に対して事実関係について主張しないまま降りたのは彼自身の言う通りである。今回、女性を「虚偽告訴」で訴えた弁護士は、1月29日以降に代理人になった人物ということになる。

専門家に今後の行方を聞くと…

 性犯罪やセクハラ問題に詳しく、犯罪被害者支援にも取り組む上谷さくら弁護士は、

「女性たちの話の通りに立証できればという前提でお話ししますが、Aさんにお酒を飲ませて、心神喪失ないし抗拒不能の状態に陥らせて行為に及んだ者には旧刑法第178条2項の罪が成立する可能性があります。またBさんはトレーナーの行為が原因でPTSDを患っているので、旧刑法第181条2項の罪に該当する可能性があります。ただし、それらを立証する証拠は過去の同種事例の判例から行為の動画などの客観証拠が決め手となっており、容易ではありません」

 彼女たちの主張に不利に働きそうな事情はほかにもある。二人とも事後に、伊東にLINEで〈おつかれさま〉を意味するスタンプ(Aさん)や〈また飲みましょう〉(Bさん)というあいさつを送ってしまっているのだ。しかし、これについては、

「私たちはなにも好き好んで、伊東さんにLINEを送ったわけじゃない。二人ともトレーナーの男性に“すごい選手なんだから、連絡先を交換しておいた方がいい”などと半ば強いられて、伊東さんにメッセージを送らされただけです」(Aさん)

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