チャールズ国王とキャサリン妃が「健康不安」を同日発表で再燃 英王室の「深刻な人手不足」とヘンリー王子への「屈辱」

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ヘンリー王子に新たな「屈辱」

 国務参事官とは、チャールズ国王が体調不良に見舞われた際や海外渡航中にその代理を務める役職である。君主の配偶者と21歳以上で王位継承順位の上から4人がメンバーとなるため、本来ならカミラ王妃、ウィリアム皇太子、ヘンリー王子(39)、アンドリュー王子(63、チャールズ国王の弟)、ベアトリス王女(35、アンドリュー王子の長女)だ。この不安が大きい顔ぶれも近年の懸案事項だった。

 アンドリュー王子は先のランキングで5位(2289回)だったが、19年11月にスキャンダルで公務から全面撤退している。貴重な戦力だったヘンリー王子は、20年3月にメーガン妃を連れて王室から去り、現在は王室批判などで不評を買っている。

 それでもアンドリュー王子とヘンリー王子は現在も国務参事官であり、チャールズ国王に何かあれば代理を務める可能性がある。この懸念について英紙「タイムズ」は先日、「これまで注目されていなかった発言」によりすでに回避されていたことを伝えた。

 チャールズ国王は2022年11月、国務参事官に関連する法律の変更を提案。これが承認され、アン王女とエドワード王子が国務参事官に復帰したことは大きく報じられた。だが、その過程である貴族院の第二読会で、議長が「実務に携わっている者が国務参事官として召集されることを王室は確認した」と言及していたのだ。この発言は実務に携わっていないアンドリュー王子とヘンリー王子、ベアトリス王女を実質的に排除する意味となる。

「デイリー・メール」はこの件を、アンドリュー王子とヘンリー王子への「最新の屈辱」と報じた。王室の健康不安が明らかになった後、ヘンリー王子は1件の訴訟から撤退したことや、米国で航空関係の賞の授与式に出席したことが注目された。だが、王室の健康不安については沈黙を続けている。

デイリー新潮編集部

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