【台湾総統選】「中国が攻撃してくる?そんなことは…」 日本の報道ではわからない現地の声

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 台湾の総統選挙が終わった。民進党の頼清徳氏が、558万6019票を獲得して当選した。今回の総統選では、ほかに国民党の侯友宜氏、民衆党の柯文哲氏が立候補していた。中国と距離を置く民進党、中国寄りの国民党、既成政党からの脱却をめざす民衆党という色分けだった。

 投票当日、ひとりの台湾人と連絡がとれた。匿名と勤務先を明かさないという条件で話をしてくれた。Lさん、32歳。中国の企業で働いていた。選挙を前に台北に戻っていた。

 台湾の選挙は住民票がある場所での投票に限られる。...

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