剛力彩芽、唐田えりかが10キロ増量! 「極悪女王」の白石和彌監督が明かす凄絶トレーニングの裏側

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 女子プロレスラーを描いたネットフリックスドラマ「極悪女王」が2024年に配信予定だ。屈強なレスラーを演じるため、過酷な“増量”に努めたのが、女優の剛力彩芽(31)と唐田えりか(26)。二人の奮闘を、メガホンを取った白石和彌監督(49)が詳らかにした。

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 1980年代、悪役レスラーとして一大旋風を巻き起こしたダンプ松本。その半生を描いたのが「極悪女王」だ。ドラマには彼女に対抗するアイドルレスラー、クラッシュ・ギャルズのライオネス飛鳥と長与千種も登場するが、両名に扮したのが、剛力と唐田である。

「二人はめちゃくちゃ頑張ってくれましたよ」

 と語るのは、映画「凶悪」や「孤狼の血」シリーズで知られる、白石監督ご本人だ。

「両名がリングに上がって、芝居を終え、四方にあいさつすると、観客席にいたエキストラの人たちから素の拍手が湧き起こるんです。“頑張れよ!”“明日も来るからな!”との声も上がって。エキストラさんはプロレス好きが多いのですが、彼らから見ても本物の試合さながらに、演技が真に迫っていたということでしょう」

「入団したのか?と思うくらい練習」

 本職のプロレスラーに見せるための役作りで、二人は10キロほども増量に励んだというから尋常ではない。

「クランクインは22年の夏。彼女たちはその半年前から体作りをしていたんです。栄養士の先生の指導の下で、期間ごとの目標体重を定めたとか。体を壊さないようにこの期間では何キロまでと上限値を決め、食事を取った。毎月、健康診断と血液検査も行っていたそうです」

 もちろん、食事の量を増やすだけなら単なる肥満になってしまう。

「筋トレもトレーナーさんの下で熱心にやっていましたよ。撮影スタジオの横に簡易的なジムがあり、そこに通ってバーベルを持ち上げるなどして鍛えていた。肩回りや太ももなどがレスラーのように太くなりましたね。また、入団したのか?と思うくらい、長与さんの団体に足しげく通い、技や受け身の練習もしていました」

 22年秋にはアクシデントのため、撮影が半年ほど中断した。

「でもその間も二人はしっかりと体形を維持し続けてくれたんです。プロ魂を見せてもらいましたね」

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