「エプスタイン文書」開示で“少女絡みのスキャンダル”が再燃 チャールズ国王は不肖の弟・アンドリュー王子を“自宅“から追い出すのか

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「捜査を受けるべき」の声も

 そして裁判文書開示による現在の再々燃である。裁判文書はエプスタイン元被告とマクスウェルに対する訴訟のものだが、英国の関心はもちろんアンドリュー王子に関する記述だ。驚くべき新事実こそなかったものの、報道によると、アンドリュー王子との行為でジュフリーさんが1万5000米ドルを受け取ったこと、アンドリュー王子がエプスタイン元被告の邸宅に数週間滞在し、「マッサージ」を受けていたという証言などが明らかになった。

 英国内にはアンドリュー王子が捜査を受けるべきだという声もあるが、英警察は現在のところ予定はないとコメントした。一方で英王室は、近年の懸案事項について厳しく対応する可能性があるようだ。複数の英メディアによると、チャールズ国王は今回の再々燃を機にアンドリュー王子の“自宅退去”を推し進めるのではないかとみられている。

 退去の件は1年ほど前から報じられており、断固拒否のアンドリュー王子がチャールズ国王の説得に成功したという報道もあった。拒否の理由は、引っ越し先のフロッグモア・コテージが現在の自宅であるロイヤル・ロッジより格下だからだという。一方で、チャールズ国王は即位前から「王室のスリム化」を公言しており、スキャンダルで公務から退いた弟に莫大な警備費と維持費を割り振るという道理は成り立たたない。

 英メディアが連日掲載している双方の友人や知人、事情通の見解は、「チャールズ国王は決意した」「肉親としてそこまではしない」と真っ二つに割れている。内外の様々な要因により英国の国内情勢が不安定な中、チャールズ国王は果たしてどのような決断を下すのだろうか。

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