ド派手なロシア空軍のアクロバット機が日本海上空を飛んで大騒ぎに…ロシア軍の情けない実情が浮かび上がったとの声が

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 テレ朝newsは12月19日、「ロシアのアクロバット機 日本海飛来 記念撮影が目的? 専門家も『不可解な行動』」との記事を配信した。防衛省の統合幕僚監部が14日、「中国軍機及びロシア軍機の動向について」という報道発表を行った。その際に提供された1枚の写真が、軍事関係者に大きな衝撃を与えたという。

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 防衛省によると、中国の爆撃機「H-6」と、ロシアの爆撃機「Tu-95」の各2機、計4機が、14日の午前から午前にかけ、日本海と東シナ海の上空で長距離の共同飛行を行った。担当記者が言う。

「航空自衛隊は戦闘機を緊急発進させ、共同飛行する4機を補足しました。その際、中国の戦闘機『J-16』とロシアの戦闘機『Su-35』が護衛機として随伴していたことも確認し、写真を撮影したのです。ところが、写真が公開されると、Su-35の塗装に関心が集中しました。青と赤の派手なカラーリングは、どう見てもロシア空軍のアクロバットチーム『ロシアン・ナイツ(ルースキエ・ヴィーチャズィ)』に所属するSu-35だったのです」

 防衛省が公開した写真は6枚。中国空軍はH-6とJ-16、そして電子戦機の「Y-8」。ロシア空軍はTu-95とSu-35、そして哨戒機の「Tu-142」だった。Su-35以外の機体は全てグレーを基調としているため、ロシアン・ナイツの塗装は余計に奇異な印象を受ける。

 軍事ジャーナリストは「古今東西の軍事演習を振り返っても、ここまで目立つ塗装で参加した“兵器”は初めてではないでしょうか」と驚く。

「例えば、アメリカ空軍には『サンダーバーズ』というアクロバットチームがあります。使用しているのは戦闘機『F-16』なので、実際に出撃することもあります。しかし、出撃の際は塗装を通常のものに戻すのです。ロシアン・ナイツの塗装でSu-35が護衛している様子を見た航空自衛隊のパイロットは、さぞかし驚いたでしょう。ひょっとすると、中国空軍のパイロットも大喜びで撮影したかもしれません。それくらい異例のことでした」

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