阪神・岡田監督も現役時代に経験した“屈辱” 「戦力外通告」を受けるも、他球団で見事に復活した“スター列伝”

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仰木監督からのラブコール

 長年チームに貢献した看板選手でも、力が衰えれば戦力外通告を受けるのが、実力社会の不文律。だが、中には「まだ完全燃焼していない」と他球団に移籍して現役を続ける者もいる。今季限りで現役引退した松田宣浩(ソフトバンク→巨人)もその一人だが、過去にも数多くのスター選手たちが同じ道を歩んでいる。【久保田龍雄/ライター】

 その代表格と言えるのが、今季阪神を38年ぶり日本一に導いた岡田彰布監督である。

 1993年、入団14年目の岡田は出場42試合の打率.170、1本塁打、7打点と自己最低の成績に終わり、三好一彦球団社長も「岡田君が来年、タイガースでプレーすることは100パーセントありません」と明言した。...

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