「池袋暴走」、受刑者側に賠償命令…整備士だった“被害者実父”がどうしても許せなかった「事故は車のせい」という責任逃れ

国内 社会

  • ブックマーク

 私の心は今でも空っぽ状態……。

 2019年4月に起きた池袋暴走事故で、東京地裁が受刑者側に約1億4000万円の損害賠償支払いを命じた10月27日、原告の上原義教さん(66)は、司法記者クラブの会見で涙ながらにそう声を絞り出した。

「納得できないっていうか、苦しいっていうか、悲しいっていうか。日が経てば経つほど2人のことを思い出したり、涙したり、苦しんだり。そんな日々を今も送っています」

 娘の松永真菜さん(当時31)と孫の莉子ちゃん(同3)の命が一瞬のうちに奪われた無念の思いを語る一方、刑事裁判ではこんな思いも繰り返し口にしてきた。...

記事全文を読む

Advertisement

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。