財津一郎さん逝去 半年前に語っていた「3回、死にかけている」とイケメン孫の活躍

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 俳優でコメディアンの財津一郎さんが10月14日に亡くなっていたと「週刊女性PRIME」が報じた。享年89。およそ半年前に「週刊新潮」の取材に応じ、近況を語ってくれたばかりだった。そのインタビューを改めて掲載する(以下は週刊新潮 2023年3月30日号掲載時点のものです)。

 主な出演者は、渡世人・あんかけの時次郎を演じた藤田まこと、その相棒で小坊主・珍念役の白木みのる。さらに蛇口一角(へびぐちいっかく)を名乗る浪人役で、時に甲高い声で「ヒッジョーにキビシ~ッ!」「~してチョーダイ!」とギャグを叫び一世を風靡した、財津一郎(89)である。

 藤田は平成22年に76歳で、白木は令和2年に86歳で他界。が、彼らと同じく「てなもんや三度笠」が出世作となった財津は健在だ。

「毎日、早寝早起きで4時半起床。少しでも長生きしたいし、健康でいたいから、朝の30分の体操やヨガのほか、200回の足踏み器も日課です。3年前にママ(妻のミドリさん)が死んじゃったので、家の掃除や洗濯も自分でやってます」

 平成22年に映画「ふたたびswing me again」に主演し、翌年にはテレビドラマの「3年B組金八先生ファイナル」にも出演。が、その後の芸能活動は事実上の休止状態という。

運転免許証は数年前に返納

「僕はこれまで3回、死にかけている。脳出血や肺の手術、いまは心臓を治療中。そのせいか、年下の人が亡くなるニュースを見るとハッとさせられるんですよ」

 藤田、白木とは同年代で、親しく付き合った。

「身長が140センチほどだった同い年の白木さんは、背が伸びない病気を患いながらも感動的な人生を送った。藤田さんは僕の1歳年上。僕も向こうに行ったら、三人で思い出話をしたい」

 いまもテレビでは、財津が登場するピアノ買取業者のCMが流れる。〈♪ピアノ売ってちょ~だい!〉と歌うコミカルな演出だが、実は20年以上も前に撮影された“年代物”だ。

「僕が60代の時に撮ったんですよ。いまだに放送されるのはうれしいけど、年間契約だから、そろそろ契約が切れるかもしれないな」

 目下の楽しみは、月に1度のゴルフと笑う。

「始めたのは50代と遅かった。でも、先日は87で回ったんですよ。コースを回るのも楽しいけれど、緑の芝と樹木、青い空というゴルフ場の景色にいつも感動していますね」

 ゴルフ場への往復は息子の送迎に頼っている。

「高齢者の交通事故が増えてますから。運転免許証は数年前に返納したんです」

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