「ネプリーグ」も「全国高等学校クイズ選手権」も…クイズ番組に“冬の時代”が到来、スター不在も影響

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 9月12日、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭(45)が司会のクイズ番組「潜在能力テスト」(フジテレビ)が6年半の放送に幕を下ろした。37年続く長寿番組「日立 世界・ふしぎ発見!」(TBS)も来年3月の終了が発表されている。思えば、一昨年には46年続いた「パネルクイズ アタック25」(テレビ朝日/ABCテレビ制作)も地上波での放送を終えた。クイズ番組に受難の時代がやってきた。

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 放送中のクイズ番組も安泰ではないと民放プロデューサーは言う。

「今年で20年目となるネプチューンの冠クイズ番組『ネプリーグ』(フジ)も、9月25日放送の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)は4・9%と5%割れで、番組史上ブービーを記録しました。歴代最低は昨年5月30日の4・6%ですから、20%以上を記録してフジの看板番組だった頃とは雲泥の差です」

“クイズの甲子園”も同様だ。

「1983年にスタートした『全国高等学校クイズ選手権』(日本テレビ)はおよそ40年の歴史を誇りますが、9月13日放送の第43回は6・1%と歴代最低を記録しています。もともと『アメリカ横断ウルトラクイズ』の高校生版としてスタートし、87年には20・4%を記録。ところが、コロナ禍のために夏の開催が見送られたり、多数が集まることが困難となってリモート収録になるなど、番組の魅力が半減してしまいました。冠スポンサーのライオンも昨年から撤退しています」

 他の人気クイズ番組も同様という。

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