ジャニーズ枠のない今年の紅白歌合戦、代わりに出場しそうなアーティストの具体名 混乱なしで現場からは意外な声も

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司会者は決まったが

 NHK「第74回紅白歌合戦」の司会者が有吉弘行(49)、橋本環奈(24)、浜辺美波(23)、高瀬耕造(47)アナに決まった。橋本は昨年に続いて2度目。他は初となる。今年の注目はジャニーズの穴を誰が埋めるかである。

 9月7日にジャニーズ事務所が、故ジャニー喜多川氏の性加害を認める会見を開いた後、稲葉延雄NHK会長は会見で、

「契約ですでに決まっているタレントさんはそのまま出演するが、新規の出演依頼については被害者への補償について、再発防止への取り組みが着実に行われていることを確認されるまでは行わないというのが基本スタンス」

 と発言。この時点で、紅白にジャニーズタレントが出場しないことが確定的になった。昨年のジャニーズの出場歌手は、初出場のなにわ男子、Snow Man、常連の関ジャニ∞ら6組。おそらく、白組の出場歌手の総数は変わらないと思われるだけに、空いてしまった6枠を誰が埋めるのか、大いに注目されるところだ。

「そろそろ本格的に出場歌手の絞り込みに入る時期です。公式に表明している選考基準は、『今年の活躍ぶり』『世論の支持』『番組企画にふさわしいか』。しかし、実態は非常にあいまいです。昨年の出場歌手をベースに、制作サイド数人で選定を行い、CDの売り上げや動画の再生回数、そして何より、“NHKへの貢献度”は大きく関係します。出場が難しそうな歌手は大みそかのスケジュールを早めに確認し、中継か生出演か録画かなど、時間をかけて詳細を詰めることになります」(NHKの音楽番組担当者)

 そんな中、ジャニーズの空き枠に入る歌手の筆頭として名前があがっているのが、今年デビュー45周年を迎え、先日、地元・茅ヶ崎でライブを行った、サザンオールスターズだ。

「視聴者にとって理解しにくいのは、紅白への『出場』と『出演』です。NHKは、紅組か白組の枠での歌唱だと『出場』、特別枠だと『出演』と分類しています。意外なことに、サザンとしての紅白出場は『東京シャッフル』を歌った1983年が最後。紅白で他にはデビュー35周年の翌14年、それと40周年を迎えた18年は、それぞれ“特別枠”で出演しました。今年は45周年とあって、出場すれば大トリではないかと言われています。曲は9月にリリースされ、神宮外苑再開発問題について歌う“政治ソング”として話題になった『Relay~杜の詩』だと嬉しいですが、無難にヒットメドレーに落ち着くのでは」(レコード会社関係者)

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