年俸総額は約300億円? オリックス・山本由伸、最高値でメジャー移籍の可能性

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 大投手でも一生に一度達成できるかどうかのノーヒットノーラン。それをオリックスの山本由伸(25)が2年連続で達成した。

「その試合、今月9日にZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦には、メジャー10球団の幹部ら20人以上が詰めかけていました」

 とスポーツ紙デスクが語る。今オフに山本がポスティング制度を利用してメジャーに移籍することは既定路線なのだとか。

「8月に25歳になり、年俸を500万ドル以内に抑える『25歳未満ルール』をクリア。オリでの年俸は6億5千万円に達し、球団もこれ以上はしんどい。逆に、ポスティングで高値をつけてもらって最大限の譲渡金を得たいところです」

 では一体、いかほどの値札が付きそうなのか。

「ずばり8年総額2億ドル(約292億円)と予想します」

 とはメジャー研究家の友成那智氏。2014年にニューヨーク・ヤンキースと7年1億5500万ドル(当時のレートで約161億円)で契約した田中将大を、円ベースでもドルベースでもはるかにしのぐ日本人史上最高額だ。

「田中同様、最高レベルの評価ですが、メジャー先発投手の相場が当時と比べて5割増しになりましたので」

333億円までつり上がる?

 しかも今オフは、投壊で33年ぶりの最下位が濃厚なヤンキースをはじめ、ドジャース、パドレス、メッツ、レッドソックス、ホワイトソックス、エンゼルスなど、エース級の投手を必要とし、かつ財力ある球団がずらり。とりわけヤンキースは、キャッシュマンGMがノーノーを客席で観戦していた。

「GM自ら来日というのは相当な意欲の表れ。そこでノーノーを見せつけたらインパクトは大きい。金満球団の争奪戦になれば、2億3千万ドルあたりまでつり上がるかもしれません」

 円換算にして333億円。1万円札を積み上げると東京タワーに比肩するその額は、日本人平均年収の8千年分、つまり普通の人が縄文時代から働き続けて令和の今、やっと手にすることができる報酬である。

週刊新潮 2023年9月21日号掲載

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