巨人に“嵐のオフ”の予感…大ベテランが残留で、「丸佳浩」がFA移籍、「小林誠司」が自由契約になる可能性も

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ネックは高額な年俸か

 一方、大ベテランの3選手以上に、厳しい立場に追い込まれる選手がいるという。在京スポーツ紙記者は、以下のように今後の動向を分析している。

「1人目は、キャッチャーの小林誠司です。現在の立ち位置は大城卓三、岸田行倫に次ぐ3番手となり、守備固めですら、ほとんど出場機会がない状態が続いています(※19試合出場、9月3日試合終了時点)。5月にスタメンで出場した試合でも精彩を欠き、翌日には若手の山瀬慎之助が抜擢されました。これも小林の苦しい立場を物語っています。今年で4年契約が切れますし、1億円(推定)という高額な年俸はネックになりますね。(大幅減俸を提示されるのではなく)いきなり自由契約になることも最悪あり得るのではないでしょうか。そして、2人目は丸佳浩です。依然として貴重な戦力ですが、4億5000万円(推定)と、かなりの高年俸です。今年の成績(98試合、打率250、本塁打15、打点40、9月3日試合終了時点)では、オフに球団から大幅減俸を提示される可能性が高く、それを本人がそのまま飲むとも思えません。丸は、昨シーズン中に2度目のFA(フリー・エージェント)権を取得していますし、条件が合わないようであれば、他球団へのFA移籍も考えられます。ただし、年俸的に『Aランク』。他球団は人的補償が必要となり、獲得に乗り出しにくいでしょう。球団側との交渉次第では、丸が自由契約を望む可能性もあると思います。どちらにせよ、球団と丸の交渉はもつれることは間違いないですね」

 小林は、再三トレードの噂が出たにもかかわらず、結局、交渉がまとまることはなかった。だが、年俸を抑えられれば、経験豊富なベテラン捕手の獲得をめざす球団が出てくる可能性は捨てきれない。一方、丸は、2019年と2020年のセ・リーグ連覇に大きく貢献しており、今年の成績がそれに見劣りするとはいえ、大減俸をそのまま飲むことは確かになさそうだ。

 中島や松田、長野が残留して、小林と丸が巨人のユニフォームを脱ぐ……。果たして、実際にこのような展開になるのか、今後の動きを注視していきたい。

西尾典文(にしお・のりふみ)
野球ライター。愛知県出身。1979年生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行う。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

デイリー新潮編集部

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