阪神・岡田監督は巨人戦での胴上げを嫌がっている…ヤクルト戦をのぞむ根拠は

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地元メディアも慎重に

「在阪TV局も優勝のゲン担ぎをしています。21年のシーズン中に『阪神優勝してまう』を放送した朝日放送(ABC)は、マジックナンバーが点灯した8月16日以降、特番放送の有無を各メディアに質問されました。21年に『優勝してまう』の特番を放送したら、その数日後に阪神が接戦に敗れ、ヤクルトにマジックナンバーが点灯してしまったんです」(前出・ベテラン記者)

 慎重になるということは、「優勝してほしい」と思っているからにほかならない。だが、今オフ、岡田采配が検証されることになりそうだ。

 阪神のチーム打率は2割4分9厘(リーグ2位)。同1位の巨人は2割5分8厘、総本塁打数も134で、阪神の57本と比べて2倍以上の数値を残している。しかし、チーム総得点は両チームとも432点(1位タイ)。四球は巨人よりも122個も多い394個(1位)で、犠打86もリーグトップだ。一発の長打に頼るのではなく、四球や犠打で確実に一つ先の塁に進めていき、投手力で逃げ切っていくスタイルになっている。チーム防御率2.71は12球団トップである。

 しかし、8月の長期ロードも終わろうとしているこの時期になっても、ホームラン20本に到達した選手、2ケタ勝利数を挙げた投手は一人もいない。ホームランは大山悠輔の14本が最高で、勝利数は大竹耕太郎の9勝がチームトップだ(8月24日時点)。勝利数のほうはシーズンが終わるころに伊藤将司(8勝)、村上頌樹(7勝)を含めた3人が到達しているだろうが、独走で優勝マジックナンバーを点灯させたチームの個人成績としては寂しい限りだ。

「ここまで岡田監督の采配で勝ち続けてきました。さすがですが、阪神とは、岡田監督しかコントロールできないチームなのかもしれません」(前出・関係者)

 05年日本シリーズの悪夢と08年ペナントの黒歴史をかき消すことができるのだろうか。

デイリー新潮編集部

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