「京大の人と喋ってみたかったから」 作家・佐川恭一が語る就活で出会った「和製リア・ディゾン」との甘酸っぱい思い出
就活で出会った「和製リア・ディゾン」
2012年に『終わりなき不在』でデビューし、近著『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』も話題の作家、佐川恭一さん。屈指の名門、京都大学で学生時代を過ごしていた頃、大阪の街中で、“和製リア・ディゾン”と出会った彼は……。
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私は京都大学という非常に優秀な人間と粗大ゴミが集まる大学にいたのだが、残念ながら粗大ゴミとして4年間を過ごした。就活もやる気がなかったのだが、いざ本格的に始まると、周りのムードや親の圧力的に何もしないでいることはかなり難しかった。...