TBS「イキスギさんについてった」出演のラーメン店が怒りの告発 「創業者の写真が完全に別人」「休日に呼び出された」

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「創業者の写真が全くの別人」

 そんなずさんな取材ゆえ、放映された内容も目に余るものだったという。

「挙げればキリがないですが、一番ひどいのは『ますや』創業者の曾祖母が番組内で紹介されたシーンで、そこに映る老婆はまったくの別人だったことです。取材スタッフには“創業者の写真はない”とはっきり伝え、資料写真を提供する際に“別人だ”とくぎを刺したのに」

 結局、件の番組は、他の市内3店舗がコラボした一杯に、“追い求めた味”を見つけたかのように常連男性が感涙するシーンで終わるが、地元ラーメン業界の関係者はこう嘆息するのだ。

「分店の味を再現する企画なのに、それを熟知する本店の柴原氏が集結メンバーに入っていないのには違和感を持ちました。ただ単に、新参者の3店を持ち上げるためだけのPR番組にしか見えませんでしたよ」

医師の診断も

 取材対応に振り回された上、自身の店がのけ者にされた格好の柴原氏は、医師から〈不安神経症〉〈睡眠障害〉の診断結果を受けるに至ったと訴えるのだ。

 改めて当のTBSに見解を問うたところ、

「制作スタッフの理不尽な対応や事実と異なる放送内容という点に関しては、認識は異なります。企画趣旨を口頭のみでお伝えしたことによって、行き違いが生じてしまった恐れがあること、またそのことによる柴原氏とご家族のご心痛に対して謝罪させていただきました」

週刊新潮 2023年6月8日号掲載

ワイド特集「裁定、算定、鑑定やいかに!?」より

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