鶴竜の「断髪式」で起きていたトラブルとは 「後出しで“ハサミ入れは30万円から”と提示された」後援会関係者が告発

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 現役を退いた力士にとって、土俵に立つ最後の晴れ舞台ともいえるのが断髪式だ。まげ結い姿を目に焼き付けようと、タニマチをはじめ熱心なファンが集う場となるところ、元横綱である彼の場合は、式の前から波乱含みの展開だったことがわかった。

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 今月3日、東京・両国の国技館で断髪式に臨んだのが、2021年3月に引退を発表した元横綱・鶴竜(37)だ。現在は陸奥(みちのく)部屋の部屋付きとして、元のしこ名のまま「鶴竜親方」を名乗り、後進の指導にあたっている。

 折しも、鶴竜の属する部屋は、トップを務める陸奥親方(64)が弟子の暴力行為を隠蔽(いんぺい)していたことが本誌(「週刊新潮」)報道で明らかになり、世間を騒がせている。

後になって“30万円から”と条件を提示

 そんな中で開かれる断髪式を巡っても、ひと悶着が起きていたのだ。

「式に参加して鶴竜のまげにハサミを入れるのに30万円もかかる。それを、申し込んだ後になって知らされた。これでは“後出しジャンケン”みたいなもんですよ」

 と憤るのは、さる陸奥部屋の後援会関係者だ。

「昨年、鶴竜は後援者に対して書面で断髪式の出欠確認を行ったのですが、そこには併せて、ハサミ入れを希望するかどうかの設問も立てられていました。希望する後援者はその旨を記して返信したわけですが、彼は後になって“ハサミ入れは30万円から”という条件を提示してきたんです」

 さらにはこうも言う。

「友人知人に“ハサミを入れてみないか”と誘ってしまった人にとっては、想定外の出費が生じることになった。こんなことなら誘わなければよかったと後悔している人もいるとか」

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