雅子皇后の外務省同期が長野県の村長選に出馬 「皇后陛下は深夜でもスーツ姿でお化粧も整えていた」

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 総面積の8割を森林が占める長野県の小谷(おたり)村。来る村長選に出馬予定の新人候補は、皇后・雅子さま(59)と縁のある女性だという。皇居宮殿と北アルプスの麓にある山村。全く別々の土地で暮らす二人をつなぐ一本の線があった。

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 4月18日告示、23日投開票の予定で行われる小谷村の村長選。村の名は新宿から出るJR特急「あずさ」の終着駅・南小谷でなじみのある方もいるだろう。県北西部の豪雪地帯に位置し、長野五輪以降はスキーのメッカとして外国からの観光客も多く訪れるようになったとはいえ、村長選が注目されることはほとんどなかった。

 だが今回は、現職1期目の中村義明氏(61)に対し、新人で外務省のキャリア官僚だった野崎由紀子氏(58)が出馬を表明。異色の経歴が秘かに話題を集めているのだ。

「外務省にいたといっても、30年も昔の話ですよ」

 とは、当の野崎氏ご本人。

「残業時間は月200時間超え」

 同期には世間の脚光を一身に浴びた“外務省のマドンナ”がいたと振り返る。

「1987年4月に入省した私の同期は60人ほどですが、うち女性は7人前後。その一人が皇后・雅子さまでした。皇室に嫁がれるため皇后陛下は93年2月に外務省を“寿退職”されましたが、私の退官はその年の7月。ほぼ同じ理由で霞が関を去りました。私はオーストラリア人のパイロットと結婚したのがきっかけで辞めたのです」

 当時の外務省は、外国籍の相手と結婚した場合、4年以内に退職するか配偶者に日本国籍を取得させなければいけない規則があった。

 現在は撤廃されたルールだそうだが、それに従った野崎氏はこう続ける。

「辞める前は夜中の2時、3時まで仕事をすることもザラで、残業時間は月200時間を超えました。役所の階段の踊り場で新聞紙を敷き仮眠することもありましたが、夜になると夏場は冷房が切れてしまう。私は短パンにTシャツという格好で、化粧も汗でボロボロになっていましたが、皇后陛下は深夜でもスーツ姿でお化粧も整え、真面目に仕事をされていました」

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