チャールズ国王の戴冠式、秋篠宮ご夫妻ご出席に抗議殺到 スキャンダルは英国でも大々的に報道

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専門家が明かす“懸念”

 注目すべき報道もある。実は先月25日、英紙「デイリーメール」が、これまで皇太子クラスを招待してきた900年の伝統と歴史を英王室が打ち破り、国王クラスを招待する方針だと報じたのだ。

 背景にあるのは、チャールズ新国王が74歳という年齢を迎えた今、ご自身が長きにわたって皇太子時代を共に過ごされてきた親交のある王族たちと、戴冠式を盛大にお祝いになりたいとの願いだ。

 英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏が言う。

「英国内では王室外交にはプラスとして、反対意見もなく好意的に受け取られています。チャールズ国王と親しいモナコのアルベール2世大公や中東の友人であるヨルダンのアブドゥッラー2世国王夫妻、オマーンのハイサム国王も参列すると報じられました」

 となれば、秋篠宮ご夫妻のお立場は非常に心許ないと、多賀氏はこんな危惧を口にする。

「戴冠式がチャールズ国王にとって気心知れた参列者で溢れた場合、非常にお気の毒ではありますが秋篠宮ご夫妻が孤立なさってしまう懸念があります。儀式の席次は英連邦代表やキリスト教国であることが優先されるので、日本は末席となってしまう可能性も捨てきれません。またコロナ禍の影響で秋篠宮ご夫妻は海外訪問の機会が乏しく、チャールズ国王はもとより他国の招待者にも顔を知られていません」

王室ファミリーの一員

 さらに多賀氏は、英国で観衆から色眼鏡で見られる懸念もあると言う。

「小室圭さんと眞子さんの話題も、英国内ではよく報じられています。“第二のヘンリー王子とメーガン妃”だと注目され、秋篠宮さまは眞子さんの父親として頻繁に名前が出てきます」

 こうした報道を新国王がご記憶でないことを祈るばかりだが、一方で天皇陛下との日々は鮮明に覚えておられるに違いない。

 再び多賀氏に聞くと、

「天皇陛下は1983年から85年までオックスフォード大学マートンカレッジに留学され、チャールズ国王と親交を深められています。バッキンガム宮殿に何度も呼ばれ、エリザベス女王とティータイムを共にされたり、王室の避暑地であるスコットランドのバルモラル城に招待され、当時のチャールズ皇太子とご一緒にサケ釣りを楽しまれたりもした。英王室にとって家族と1カ月近くをお過ごしになる特別な場所に、ファミリーの一員として快く迎えられていたのです」

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