【WBC】栗山監督がアメリカに行ったら「留守宅に泥棒が入らないか」と記者から心配されるワケ

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俺は家のカギを締めたことがない!

 その信念を支えているのが創価学会への信仰だと言われている。栗山氏の番記者をしていたあるスポーツ紙記者が思い出すのは、4、5年前に記者たちの前で「性善説」について熱く語っていた場面だ。

「人間の本性は善であると力説していました。『俺は生まれ持って悪い人間なんていないと思っている!』、『周囲に悪い人間がいるんじゃないかと思ってしまう自分にはなりたくないんだ!』と力説していました」

 そこまでは「いかにも栗山監督らしい話だ」と、みなが頷きながら聞いていたという。だが、直後の発言で雰囲気がガラリと変わった。「だから俺は家のカギを締めたことがない!」と栗山氏は自信満々に言い放ったのだ。

 栗山氏は日ハム監督時代、北海道の栗山町に自宅を構え、東京との2拠点生活を送っていた。現在に至るまで独身を貫いており、遠征に出ると、東京の家には誰もいなくなる。だが、「泥棒が入ると疑いたくない」という信念から、施錠しない生活を送っていたというのだ。ちなみに、栗山町は名前が同じという縁で町民と交流が始まり、気に入って住み始めた土地だそうだ。

前任者・稲葉氏の自宅に空き巣が入った

「『それでは安全面が心配ですよ』とある記者が言ったところ、『実は東京の家に泥棒に入られたことがある。金品だけでなくメジャーリーガーにもらったサインバットなどを根こそぎ持っていかれた』と聞いたこともなかった過去を打ち明け始めた。事件後は『鍵をかけるようにしている』と話していましたが、栗山さんの性格を考えると、今も鍵をかけない生活を続けているような気がして……」(同)

 記者を不安にさせるのは、愛知県北名古屋市にある稲葉篤紀氏の自宅に空き巣が入ったばかりだからだ。指輪7点(約130万円相当)のほか、現金約360万円、ネックレスや時計、日ハム所属時代の記念メダル、さらには2009年WBCの記念指輪までもが盗まれたと報じられている。

“ルフィ”などと呼ばれる盗賊が跋扈する時代である。チームの指揮に集中するためにも、家のカギはピシャリと締めてから渡米し、栄冠を勝ち取って欲しい。

デイリー新潮編集部

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